無重力本棚を押して街に出よう

エクストリーム書店員シリーズの別ワールド。

A 15-year-old girl sells books by arranging them in a square case supported by a string hanging from her shoulder on the street.

A 15-year-old girl sells books by arranging them in a square case supported by a string hanging from her shoulder on the street.

A 15-year-old girl sells books by arranging them in a square case supported by a string hanging from her shoulder on the street.

いや最初はさ、電車のホームで駅弁売る人みたいに肩がけ式のケースに本を並べて…って駅弁売りの画像まで参考に貼ったんだけど全然うまくいかなくて突然本棚を宙に浮かしたんでじゃあそれ採用する…ってなったんだよね。身体にひっついてる本まで浮いているのは本棚と同じ素材の本立てみたいなもんを応用して、こう…
まあそんなわけで

大変だよね実際。自分だって保冷カートみたいなの引っ張ってきて手作り豆腐とかクリームパンとか売りに来るのから買ったことないし。オモチャみたいな文房具を売りに来るのからも買わなかったし。僻地じゃないんだから欲しいものがあれば買いに行くよ。こないだも突然軽トラで乗りつけた見知らぬいかつい巨漢のオヤジが俺は昔馴染みだが久しぶりだな?ぐらいの態度で発泡スチロールのケースに入ったタラバガニやズワイガニだかを売りつけに来て普通に断ったし。あ、またこんな場所で個人的な話を…すいません…

その後は雪の降る年末の街を「本です…本を買ってくださいませんか…」と通行人に声をかけるも全然売れず…っていうマッチ売りの少女みたいな画像にチャレンジしたが断念した。途中で本を読んじゃう売り子が多すぎた。売り物だぞ。